SKY
クリスマス当日


夕方駅前で待ち合わせや。


俺は先にカケルの店の近くの駐車場まで行き、車を止め駅前へ向かった。


駅周辺には麗奈の姿は無く、まだ来てないと思い喫煙所で煙草を吹かした。


煙草が吸い終わる頃、キョロキョロするとコンビニにの中に麗奈っぽい人発見!


外から確認すると麗奈で、すかさず窓を叩いた俺。


そんな俺にビックリしたような顔で見てた麗奈。


コンビニから麗奈を連れ出し、


「今日はカケルの店行こうや」


と話すと、少々残念そうやった(笑)


俺はこの日決めてた事があった。


麗奈に2度目の告白をする事。


昔と一緒で、自信があったんや。


だって、嫌いな男とクリスマスなんか過ごそうと思わんやろ?


嫌いな男と連絡先交換して、毎日メールや電話なんかせんやろ?


好かれてるかはまだ確信出来てなかったけど、嫌われて無いってことは確信してた俺。


「しかし、麗奈変わらんなぁ!」


「か、カケルこそ。何や?その歯??」


カケルの店に来て早々、カケルの歯に触れた麗奈。


お前はデリカシーっちゅーもんがないで(笑)


麗奈に殴られて前歯が折れたカケル。


それを知らなかったらしい麗奈。


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