SKY
「もっと近くこいや?」


「ここで十分やろ?」


せっかく2人でいんのに、テーブル挟んで座ってるって寂しいやんけ。


「ええから来いって!」


無理に腕を引いて俺の元へ引き寄せた俺。


そんで、後ろからぎゅっと抱き締めたんや。


「お前のぬくもり、久し振りや。ずっとこうしたかったんやで」


「春磨・・・」


声が詰まってる麗奈。


俺・・・いきなり泣かせてしもーた?


「泣いてるんか?泣かせたの俺か?」


「違うわ。泣いてへん」


いや・・・泣いてますやん。


頬に涙が伝ってますけど?


「しゃーないの・・・」


麗奈の涙を拭って、埋める様にキスした俺。


どれだけ時が経ってても、こいつとのキスは甘かった。


甘すぎや・・・麗奈。
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