SKY
麗奈を布団へ入れ、俺も入って腕枕。


髪を撫でるとびくっと動く麗奈の睫毛。


いつもは口も悪くて男っぽくて、女ッ気なんか全然無いけど。


俺の腕に収まってる麗奈は、そんな事を忘れるぐらい小さくて。


守らなあかんって思う。


こんな小さな手で、俺の為に弁当作ってくれたり、恥ずかしそうに手を握ってくれて。


たまには喧嘩で人を殴ったりして。


こんな小さな体で何度も大樹とマコトと張り合って・・・


やられてもやられても、


「まだ、終わってない」


強がり言って、負けん気が人一倍強くて。


麗奈の右腕・・・


火傷の跡がまた残ってるんやな。


昔を思い出して俺は、ぎゅっと麗奈を抱き締めた。


そんな俺の気持ちも知らんで、スヤスヤ眠る麗奈のかわええ寝顔に今回もHOLDや(笑)
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