SKY
「どうやった?」


「撃沈ですわ(笑)」


「真面目にやってたんか?」


ぎくっ


「やってましたよぉ~。なぁ?カケル」


「あぁ。まぁな。真面目に声掛けすぎて疲れました」


疑いの眼差しで見られる俺ら(汗)


「まぁ、ええ。アオイは客入ってるから頼むな」


「了解っ」


そして・・・おばさんの相手な俺(汗)


ってか、若い女なんか来ないで(汗)


そんだけのランクなのかもしれんけど。


ホストクラブって華やかなイメージだったけど、かなりそのイメージ打ち砕かれた。


俺のイメージはやっぱ、歌舞伎町にでも行かんと無理やろうなぁ(笑)


「今日こそ終わったら付き合ってくれるやろ?」


おいっ、おばさん?俺に金使うなら自分に使ってくれ(笑)


「あかん。今日もあかんわ(笑)」


「なんでや?」


「俺のオカンがあかんのや。体調悪くてな」


「えっ?そうなんか~」


「オカンの病院代の為にここで働いてるだけやし。もう金は貯まったからそろそろ辞めるけどな」


「そうなんか?大変やったなぁ・・・」


ええ。大変です。


良心的なウソつくのは(汗)


別に金を巻き上げてるわけじゃないで(汗)


俺の売り上げ=給料じゃないし。
< 186 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop