SKY
「それ、見ればわかるやん(笑)」


俺のデスクに乗かってる小さな卓上カレンダー。


仕事のスケジュールやら麗奈との予定やら書き込んであったから。


今日の日付に赤ペンで○して、(麗奈BD)って書いておいたんや。


「プレゼントで悩んでるん?」


「・・・・・・まぁな」


「何あげるん?花?アクセ?」


「指輪」


レイナは片手に持ってたボールペンをデスクの上へ落とした。


「そ、そか。粋なプレゼントで彼女ええなぁ」


「今日、プロポーズすんねん俺」


「け、結婚する気なん?」


「そや」


少し沈黙の後、レイナが勢い良く口を開けたんや。


「プレゼント、レイナも一緒に探してやろうか?1人じゃ決められんのやろ?それに春磨君が結婚するならレイナ、諦めんといかんやろ。せやから、最後に探すって形でデートしてや?」


「はぁ?意味分からん」


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