SKY
麗奈の手料理。


作るものすべて美味い。


今日は俺も台所に入ってお手伝いや。


時々、寂しそうな表情を浮かべる麗奈。


「どや?俺も結構上手いやろ?」


「なかなかや~ん」


ひき肉をハンバーグの形に整え麗奈と笑い合った。


「さてと、食べようか?」


「そやな。冷めんうちに頂くかぁ!」


麗奈のハンバーグを横取りしたり、付け合せのブロッコリーを麗奈の皿に知らんふりして置いてみたり・・・


食事中だってそれなりにいつもと同じや。


麗奈が洗い物してる時、俺は後ろから抱き締めた。


「今日は、泊まるんか?」


「明日早いから帰るで」


「泊まっていけや」


「ごめん。今日は無理や


もう終わるから向こうで待っとき」


少々邪魔者扱いされ、渋々リビングへ戻った俺。



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