SKY
その後、ちょっとした昔話したり、それなりに和んでて、


それでも麗奈の曇った顔が、これから何の話をされるのか、


薄々は感じ取った。


「今日は、話でもあるんやないか?」


「えっ??」


いきなりの俺の言葉に驚いて目を丸くしてる麗奈。


「話してみ?っても、大体は想像出来るけどなぁ」


「・・・・・・」


「どないした?」


「・・・実は、わ、別れようと思ってなぁ」


「・・・・・・・やっぱりな。そう思ってたわ」


俺の答えに再び驚いて目を丸くしてた麗奈。


「俺の事・・・嫌いになったんか?」


少し間を空けた麗奈は、


静かに顔を上下に揺らした。


「ごめんなぁ」と小さく呟いて。


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