SKY
しばらくした頃、現場がたまたま夏海んちの近くで、自販機にコーヒー買いに行ったら夏海の息子の司と遭遇。


「あっ!!春磨やんけ!」


ばこっ!


会って早々蹴り入れられた俺(汗)


「いったぁ~・・・。なんばすっとねん!」


「お前なんか、蹴られて当然や!」


俺に対して威嚇しまくりな司。


「なんや?なんかしたかぁ?俺」


「俺にやない!!麗奈に酷い事したくせに!!」


ぐさっ!


12歳の子供に言われてもーた(汗)


「あいつ、毎日、かぁちゃん取って家が大変なんだぞ!」


「意味がわからんで?司」


「あんなぁ・・・春磨のせいで麗奈は毎日泣いてんねん。で、かぁちゃんが慰めに行ってんねん。で家にはかぁちゃんが居ないのが多いんや」


は~ん。そう言う事ね(汗)


「お前が悪いんや!!」


持ってたサッカーボールを蹴られ、俺のケツに命中(汗)


「悪かったって!ほんまにすいませんでしたぁ~」


なんで・・・12歳の子供に謝ってんだ?


「春磨が麗奈の事幸せに出来ないんなら、俺が幸せにするからな!!」


「えっ??」


司の発言に目がまん丸な俺。


「司~早く来いよ~!!」


「おう!今行くで~」


遠くで友達が呼んでて返事をしながら司は、


「春磨のろくでなし!!」


と叫んで、サッカーボールを蹴りながら消えてった。
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