SKY
久し振りに感じた麗奈のぬくもりは暖かく感じたけど、どこか冷たくも感じた。


「しばらく、寝れてへんねん・・・」


先に不安を覚え、今の自分の立場を考えると寝るのが怖いらしい。


「今日は、ぐっすり寝ればええ。俺が傍にいてやる」


ベットで一緒に添い寝や。


「あんたの匂いって安心するなぁ?」


「そか?麗奈だけに香る媚薬を使ってんやけどな(笑)」


「なんやそれ(笑)」


俺に言わせれば麗奈の匂いも安心するで。


前みたいに、髪を撫でると・・・


「zzzzzzz・・・・」


「はやっ!!」


寝るのが早い麗奈でした(笑)


俺はどんな麗奈だって受け止める自信あるで。


お前はいつだって空のようで。


青空の様な屈託の無い笑顔を見せたと思えば、急に雲行きが怪しくなって、目から大雨降らすし。


そうだと思えば、雷の様に怒り散らすし。


でも雪の様に白い肌に何度も俺の心は救われた。


すべては必要で必然。


昔言った言葉の様に、お互い必要不可欠なんだと思う。


どれだけ時が経って歳を老いたとしても・・・


俺はお前を想う。
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