SKY
部屋へ入り、風邪引かんように麗奈を風呂へ向かわせた。


会話が無かった分少々怯え気味の麗奈だったけど・・・


ソファに座り込み頭を抱えた。


「ダサっ・・・」


麗奈の全部・・・受け止めようって。


たとえ心にアイツが残ってたとしても、俺を選んでくれるなら。


俺がやり直そうって言えば、麗奈は頷く。


今になって、俺を押し付けてる様に思えてきて。


だからって引くわけにもいかん。


気持ちは変わらんから・・・。


濡れたシャツを脱ぎ捨て、麗奈がいるであろう風呂場へ向かった。


がちゃっ


「えっ?」


別に下心があって入ったわけちゃうで(笑)


下はジーンズのままやし(笑)


シャワーに打たれてた麗奈を後ろから抱き締めた。


「どないしたん?もう、風邪引いて熱でたん?」


そんな即効性あるか(笑)


「俺・・・・・・どれだけ待てばええ?」


どれだけ待てば、すべてが俺になる?


抱き締めてる腕を握った麗奈。


「待たんでええ。春磨は傍にいてくれるんやろ?」


「当たり前や」


全てを埋めるように肌を重ねた。


心も体も全て・・・



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