SKY
「早速やけど、来週から仕事回すから桜田くん宜しくなぁ~」


「ほんまですかぁ!!」


こりゃ、思ってもみない収穫や(笑)


その後、雑談して、陽気に俺は会社から出たんや。


「シンゴ~~良かったなぁ!今後も仕事あるで(笑)」


「はいはい。親方は凄いですよ。誰にでも気に入られて・・・」


「おっ?焼きもち焼いちゃった?シンゴもかわええとこあるやんけ(笑)」


シンゴは俺を心配してるんと思う。


何かを決めたら突っ走る俺やから、無理すんとちゃうかって。


でもな、少しでも無理せんと届かないもんもあるんで!


誰かの為に頑張るって、凄く気持ちええもんだと思う。


誰かの笑顔を思い浮かべるだけで、何でも出来そうな気がする。


ってなわけで、早速親父に報告や!!


シンゴと別れて、足早に戻った親父がいる事務所。


「親父~~?」


「・・・春磨か」


なんで、残念そうやねん!!


「約束守ったで(笑)」


「約束?そんなもんお前としたっけ?」


クソ親父め!!


「仕事、持ってきた」


「今日は4月1日だっけか?」


エイプリルフールかって!!


「馬鹿にしてるんか?」


「なはははっ!すまんすまん」


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