SKY
麗奈のせいで俺は変な汗かいてもうた・・・。


「ちょっと。着替えるな」


背中に麗奈の視線が刺さる俺(汗)


俺が変な緊張してまうやろ・・・


「春磨ぁ。何やソレ!!」


・・・。しまったな。うっかりしてたわ。


俺な。麗奈の誕生日の日にな。


右肩に蝶のタトゥ入れたんや。


その蝶は『亜蝶』や。


俺は麗奈に族でのミドルネームを付けたんや。


『亜蝶』ってな。


【月の光を浴びて羽ばたく蝶 俺の蜜を吸う蝶】や。


未だにこの意味を分かってない麗奈だけどな。


「まぁ。いいやんけ!」


麗奈は俺のベットに腰掛けてた。


俺も上半身裸だったけどな隣に座り込んだんや。


「痛かったやろ?」


「そやな。喧嘩1つ分くらいかのぅ。なんで蝶か分かるか?」


単細胞の麗奈に分かるかのぅ(笑)


「蝶が好きやろ?うちのネームも蝶やもんな(笑)」


やっぱり単細胞やった(涙)
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