SKY
「これはお前じゃ。亜蝶や」


「春磨。オカシイんとちゃう?」


麗奈は俺の右肩の蝶を撫でながら言いよった。


「お前なぁ。亜蝶の意味分かったかぁ?」


「知らんわ」


「蝶はなー。花の蜜を吸って生きてるやろ。お前はな俺の蜜吸わんと生きていけんのじゃ。お互いが必要不可欠って意味じゃ。分かったか?」


「そか。分かったわ」


笑顔で言いよった。


分かってもらえて嬉しいっす(笑)


「麗奈ぁ。俺はお前を愛してるで」


「何や。急に」


「愛してるからお前を抱きたいんじゃ。俺に抱かれろ!」


「何や。抱擁して欲しいんか?さっき抱き合ったやん」


単細胞や・・・俺がどんな気持ちで言ったか分かってない(涙)


こうなりゃ自棄や!!


俺は麗奈をベットに押し倒したで。


「抱きたいっちゅーんはな。お前とHしたいっちゅー事や。まだ俺が信じられんか?」


俺というより男が怖いんだろうな麗奈は・・・。


「無理や・・・コワイ。春磨は信じてるけどコワイわ」


「俺も怖いんか?」


瞳に涙を溜めて俺を見る麗奈。


ヤバイのぅ・・・


俺、最悪やんけ(汗)


しゃーないのぅ・・・そんな目で見られたら無理やんけ。









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