SKY
「ほんまや!夕飯もご馳走作ってたわ(笑)」


「そかぁ~。ちょっと待っとき」


麗奈は玄関から離れて自分のオカンに何か言ってた。


泊まる事話してたんかな。


「ほな行こうか?」


俺は麗奈を引き寄せて上着を頭に被せてサトシの車まで走った。


「お前は後ろ乗りぃ~」


後部のドアを開け麗奈を乗らした。


俺も助手席へ乗り込んだ。


「麗奈ぁ~。こんちわ」


「サトシ君。久し振りやなぁ。今日は女のとこ行かんのぉ(笑)」


「麗奈がおるのに行くわけなかろぉ~!」


「アハハ。おもろいなぁ」


・・・


なんじゃ?このやりとりは・・・


「雨の日はいいねぇ。アンタ等仕事休みで」


「麗奈に会うために今日は雨降ったんや!たまには雨もいいのぅ」


「他の女に口説き文句使えや。春磨にしばかれるで!」


「上等じゃ!しばき返したるわ(笑)」


俺・・・会話にすら入れん(汗)


「春磨のオカン何のケーキ作ったん?」


やっと・・・俺に話振ってくれた(笑)


「ストロベリーチーズケーキって言ってたなぁ」


「ほんま!!春磨のオカンは誰かさんよりうちの好きな物分かってるなぁ」


嫌味かい!






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