SKY
その後も麗奈は『潤ちゃん』っていう奴と楽しそうに話してた。


声掛ければ良かったのかもしれんが麗奈にしばかれそうだったからそっとその場を離れたんや(笑)


バイク乗っててもな心は上の空や。


どないな関係なんやろ?


麗奈は俺じゃなくてアイツが好きになったのかな?


グチャグチャやわ(汗)


麗奈は夕方溜まり場に来るって言ってたからそれまで溜まり場で待ってたんや。


「春磨ぁ。元気だせや!ただの学校の友達やって!」


カケルは俺を慰めてくれるけどな・・・正直うっさいんじゃ!


「何や?もう来てたんか?」


麗奈は特攻服に身をまとい自分の原チャで溜まり場まできよった。


「何で電話せんのや?迎えに行ったのに・・・」


「たまにはいいやろ!カケル~うちも何か飲みたい」


「これしか無いで」


カケルは自分が飲んでたコーラーを振りながら麗奈に見せた。


「時化てるのぅ・・・。春磨ぁ。買出し行こうや!」


「そやな。歩いて行こうか!」


少しの時間も俺には大切やねん。





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