SKY
駅までな、海沿いを歩いて行ったんや。


砂浜と道路の間に石の塀があんねん。


俺の身長よりは少し低い塀やけど。


俺等はいつもこの海来るとその塀を登って歩くねん。


両手を広げてバランス取ってな。


麗奈も登って歩いてたんや。


俺はそのまま塀には登らんと下から麗奈を見上げてたんや。


視線を横にずらすとな・・・麗奈の太ももがあんねん(汗)


いつもはスカートなんか履かん麗奈やから生足見てもうて・・・パンク寸前や俺(汗)


ちょっと下覗けば・・・パンチラやな。なんて思いながらな(笑)


そんな事したらどつかれるからやらんけど(笑)


きっとブーツで顔踏まれんねん俺・・・(怖)


麗奈は何も気にせんと『ジングルベル~』なんて歌ってるしな(笑)


まさか。あの麗奈がサンタになるとは思わんかったわ(笑)


「春磨ぁ。駅着いたらかくれんぼしよか?」


「かくれんぼか?」


「そや。どうせ人が一杯おっておもろいやろ?春磨は鬼な」


「まぁ・・・ええわ(笑い)」


「春磨が5分以内にうちを見つけたらご褒美あげるで(笑)」


「そか!じゃぁ頑張らんとなぁ(笑)」






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