SKY
「春磨からは貰ってばっかりや。うち・・・返せるんかなぁ?」


「俺が何をやった?」


「・・・愛情に・・・指輪に。図りきれないもの、春磨にはもらった。何も返せてないやん」


「そんな事かぁ?逆に俺のが麗奈からいろいろもらったで。オアイコやん。返さなくてええ。麗奈が傍に居てくれるだけで返してるからなぁ」


「また・・・奇麗事かぁ?」


俺が考えてる事は奇麗事なんかなぁ?


麗奈の存在があるだけで俺は十分や。


お前は俺にとって不滅なんや。


俺と麗奈が照れくさい時間を送ってると公園を通りかかった人に麗奈が話しかけられた。


「あれぇ?麗奈やんけ?何や?デートかぁ(笑)」


「あっ!潤ちゃんや~ん」


手を振って愛想を振り撒く麗奈。


俺の宿敵来たり・・・(汗)


俺と麗奈の公園にズカズカ入ってくる潤ちゃんと言う男。


「何や?鼻水出てるやんけ(笑)」


「マジかぁ?」


潤ちゃんって男にティッシュを渡され鼻をかむ麗奈。


「麗奈?で・・・こいつが彼氏かぁ?」


「・・・そや。文句あるかぁ?」


「へぇ~~」


潤ちゃんって男に睨まれる俺。


負けじと睨み返し。


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