ロンリネス


皿洗いが終わると、私は疲れをとるために自分の部屋に行った。


栄一さん曰く、私が学校に通い始めるのは明後日かららしい。

だから明日準備を始めないといけない。



あ、お風呂入らなきゃ。

…勝手に入ったらいけないと思うし、栄一さんに聞きにいこう。



そう思って部屋を出た時――



『……!』


「……」




バッタリ栄介と会った。

そうやら私の右の部屋が栄介の部屋らしい。



『あ、えーっと……』


「風呂なら入っていいよ。1階の廊下の突き当たりを右に曲がったところにあるから」




……以心伝心か?



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