左手の指輪とあなたの隣


そして
私も自分の教室に
戻った。

自分の席に座ると
雪(ゆき)が側に来た。
友人の中で唯一先生に
対する私の想いを
知っている。


『そんな顔するくらいなら好きって言えばいいのに。』


そんなの
出来ることなら
とっくに伝えてる。



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