シルバークリスマス
現実。クリスマスイブの夜に僕は、元愛人の母親と遠く離れた温泉旅館の一室に、二人きりで居る。僕たちは酔っていて、これ以上失くすものもなければ、特に欲しいと思うものも、夢も野心もない。そんな二人が、誰も知らない場所で、一つの夜を過ごそうとしている。
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