この空の下に
1章
14歳~はじめて~
空から大粒の雨。
今日は6月だというのに冬のように寒い。
初日がこんな日なんてなんか憂鬱だな~
そう一人で呟いているのは私、松野 唯(マツノ ユイ)。
今日から初めて塾に通うことになった中学3年生。
自分でいうのもなんなんだけど、成績はけっこういい。
この塾を選んだのは同じ中学の子が少ないから。
仲のいい子はいるけど、私の通う中学は地域でも荒れていると有名な学校だった。
"静かに受験勉強したい"
それが私の願いだった。
今日は6月だというのに冬のように寒い。
初日がこんな日なんてなんか憂鬱だな~
そう一人で呟いているのは私、松野 唯(マツノ ユイ)。
今日から初めて塾に通うことになった中学3年生。
自分でいうのもなんなんだけど、成績はけっこういい。
この塾を選んだのは同じ中学の子が少ないから。
仲のいい子はいるけど、私の通う中学は地域でも荒れていると有名な学校だった。
"静かに受験勉強したい"
それが私の願いだった。