無口なdarling【Christmas night】

本気でめちゃくちゃにしたくなる。

涙目でそんな事を言う。

「心配しなくても、限界までいっぱいにしてやるよ」


「あっ」


上半身だけ起き上がった体制だったので、ドサっと後ろに澄子を倒す。


そのまま邪魔な服を脱がし、肌に触れる。

傷一つ無い綺麗な肌。

何日か前につけた俺の“跡”だけが白い肌に残っている。

傷つけたくないと思いながらも、無理矢理抱きしめたくなる。

一番深いところに入りたくなるんだよな。


「あぅっ」


一つになって無我夢中で攻める。

澄子はただ首を横に降る。それ以上は無理だと言わんばかりに。

枕との摩擦で乱れた髪さえ俺に愛された証。


「たけ、たけ、」

心地よい快感で呂律が回らないのに何かを訴える。

「あ?」

頬にキス落としながら聞くと、ありがとうと何回も呟く。


なににありがとう?


不思議に思い動きを止める。

「ママとパパに会わせてくれてっ」

澄子が泣きながらそう言った。そして続けて、


「私以外の女の子は一生絶対ダメだからねっ」

「・・・っ」


・・・だから。


「・・・だからめちゃくちゃにしたくなんだよっ」
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