無口なdarling【Christmas night】
「どーだか」
虐めてるつもりでわざとそう言うと、涙目で俺の腕を掴む。
「ごめんなさいっ猛の方が大事に決まってるよ!」
ぷ。マジで俺が怒ってると思ってるらしい。
こんなことで本気で怒るわけねーじゃん。
「ふーん?」
「ホントだよ!世界で1番だよ!ううんっ宇宙1だよ!」
平気で恥ずかしい告白さえしてしまう澄子が可愛い。
「なっなんでもするから許しっ・・・」」
「言ったな?なんでもすんだな?」
この一言を待ってたんだよ。