お前は俺の予約済み!!
『南は相変わらずモテすぎだっちゅうの!!まったくよ…俺にもわけろよぉ~~』



篤司が俺の机の上を見て、ため息をつく。



『篤司はありすちゃんにもらうんだろ??』



勇次がからかうように篤司の肩を突いた。



『ま…まぁな…。でもくれっかなぁ~。マジで不安だよっ…俺、自信ねぇもん…』



ありすちゃんの名前に照れて真っ赤になった篤司が、



またひとつため息をついて俺を見た。



『んだょ?自信持てよ!もう俺は関係ねぇだろ?ありすちゃんと付き合ってんのは篤司なんだからさぁ!』



俺がそう言うと、篤司は少し苦笑いしながら、つぶやく。



『そうなんだけどさ~~。ひょっとしてまだ南のこと…忘れらんない…とかさぁ…』



『はっ?ありえねぇから!大丈夫だよ、バーカ!』



俺は篤司の頭をバシッと小突いて、そう言った。
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