お前は俺の予約済み!!
瑠璃の母親は何年か前に再婚した。



その相手には娘がひとりいたんだ。



「年の離れた妹が急に出来たなんて不思議な感じよ!でも、その子、すごくいい子なの♪」



母親が再婚した頃のことを、



瑠璃は懐かしそうにそう言って、



俺に話してくれたことを思い出した。



そうだ……確か…



「その子、真理ちゃんって言うんだ。悠のひとつ下になるわね。血の繋がりはなくても、今では大切な妹よ!」



………真理ちゃんだ。そう言っていた。



………この子が………瑠璃の妹。
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