お前は俺の予約済み!!
『仲河真理ちゃんか…。君、もしかして、瑠璃の…瑠璃さんの妹?』



『……はい。……あのぅ…南沢悠君……ですよね?』



『そうだよ…』



『姉から聞いたことがありました。あなたの名前…』



お互いに知らなかったのに、



瑠璃を通して名前は知っていたわけか。



『真理ちゃんさ、瑠璃さんは……今、どこにいるのか、知ってる?』



この子なら瑠璃の居場所を知ってるはず。



今の俺がどうしても知りたいのは、



「瑠璃の居場所」だ。



俺の問いかけに小さく首を振る真理ちゃん。



俺の期待は一瞬にしてまた崩れていった。



『あたしも…姉を探してるんです…』
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