お前は俺の予約済み!!
『それは俺が他の女とキスしてもいいの??』



『そうね…それでもいいと思う』



俺の質問に少しの戸惑いも見せない瑠璃。



俺はこんな反応を見たいんじゃない。



『じゃあ……それ以上のことをしても??』



ちょっとでもいい……嫌だって言ってほしいのに。



『………悠がそれを望むなら仕方がないと思う……』



……それが瑠璃の答え。



『俺が他の女とエッチしていいんだ??』



『今どきの高校生なら、それもありでしょ??若いってそれだけでエネルギーがあるじゃない??私にはない魅力を他の子に求めるのは当然だわ』



淡々と俺に答える瑠璃の言葉に耳を傾けながら、



よく篤司が俺に言う言葉を思い出していた。



「好きじゃなくても抱けるだろ??愛と性欲は別物だろ??」



瑠璃は遠まわしにそんな意味を込めているのか??



どっちにしても俺にはそれは当てはまらない。
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