お前は俺の予約済み!!
つきたくもないのに出てしまう俺の深いため息。



『学校で俺に寄ってくる女の中には平気で俺を誘う女だっているけどさ、俺は1度だって瑠璃以外の他の女に興味なんかなかったんだ…今日まではさ…』



『……今日…までは??って??』



そうなんだ。



瑠璃に対しての俺の強く固い意思と自信。



瑠璃以外の女に触れたいとも思わない俺。



そのはずだったんだ。



そう……今日までは。



それは、ありすちゃんに出会う前の俺の話だ。



『頼むよ…もっと、もっと俺を束縛してくれよ……そうじゃねぇと俺……』



俺の心の中には瑠璃だけがいれば、いてくれればいいんだ。



その願いは変わらないのに。
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