お前は俺の予約済み!!
これって、俺…ホントに可愛いと思ってねぇ??



女の子を見て本音で、



こんな風に女の子を可愛いと思うのは、



いったい、いつぶりだろう??



イヤ…初めて??かもしれない…??



赤面して慌ててるありすちゃんを見て、



思わず自然に微笑んでいる自分に驚いた。



『あ、あの……昨日はありがとうございましたっ……』



俺にペコペコと頭を下げるありすちゃん。



あまりにも何度も頭を下げ、ろくに俺の方を向かない。



頭を下げっぱなしになっているありすちゃんの様子に、



『……それじゃ…顔が見えないよ。顔を見せて…』



俺はありすちゃんに近づき、



そっと小さな声でそう言った。




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