奏彩る‐sou irodoru‐
繋いだ手
掠れた手
寄り添う温度
気恥ずかしいよ ねぇ
好き 叫びたい
小さな悪戯に怒ったフリ
仕返ししてみたり
些細な事に嫉妬してみて
示せないもどかしさに
そっと 目を伏せる
特別だよね?期待しては
勘違い?考えたくない
埋まりきらない
手と手の隙間
握り変えるには
ほどく勇気がなくて
指絡められない
私を映す
君の瞳は少し苦手
気づいて
気づかないで
耐えきれずに溢す
未完成な笑み
互いの作り笑い
どういう意味?
時期 雰囲気 出方
そんなのを待っては
逃げて行くのを見つめるだけ
何度目かも変わらないの?
季節はまた変わる
埋まりきらない
手と手の隙間
もう紛らわせなくなってる
振りほどいた
君の名残握りしめて
(見上げる、)