かんけりっ!



「なんだか皆盛り上がってるね?」


「暖かくなってきたから皆、頭の中が狂ってきたんだ」


茜子は?を頭に浮かべながら、「よくわかんない」と言った。


まぁ触手が大好きとか言うお前もよくわかんないがな。


「で、さっきの続きなんだけどお前なんでうちのクラスに普通にいるの?」


今は休み時間だから誰も気にはしないけど当然のようにしてるものだからさ。


「まさか触手の話をしに来たわけじゃないだろ?」


「え?そのまさかだよ?」


「速やかに帰れよ。お前の生まれた触手の星に帰れよ」


「そんな天国があるならとうの昔に行ってるよ?」


そんなマニアック過ぎる天国はいくら神様が全能だとしても作る気は起きまい。


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