かんけりっ!



そんな……細かすぎる。


「んなもの僕に言ったってしょうがないじゃん」


しかし茜子は僕の言葉は華麗にスルーする。


「つまり生徒会側として『缶蹴同好会は36分グラウンドを占拠した。それによって学校側は38時間42分の損をした。その損によって本来部活に勤しむべき生徒達の部活成績の落ち込み、それからくる学校側の利益の損失。ここでは入学生の低下を指すよ。そこからみる学校側の損失額は、まぁざっとみてウン百万は行くね」


「なんのこっちゃい」


もお途中から全然意味が分からなかったわ!!


学校側の損失?


知らんわ!!


「まぁそれは私もどうでもいいんだけど。生徒会全体としてはそれが不満みたいでね」


「はぁ」


「近々、会長が缶蹴同好会に行くかもしれないね」


あぁそう。


別に生徒会長が来たって僕には関係ないだろうしな。


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