かんけりっ!
寂しい、事。
それが素直な感想だった。
もう戻れないんだろう。
僕の知らない、この写真のような楽しかった頃には。
僕に出来る事は何もない。
「多分、そのうち真乃枇杷から対戦の日にちを伝えてくるはず」
対戦の日にち?
「…それっていつ位になるんですか?」
「さぁ、それはわからない。でも俺が一つ言えるのは、この戦いはこれは俺達の遺恨だ。だから夏樹君。君は深く関わって傷付く必要はない」
「先輩」
「怖いけど、それに立ち向かわないと缶蹴に未来はないからね」
そう言ってハレルヤ先輩は立ち上がり。アルバムをロッカーに戻す。
「さ。今日はお開きにしよう」
気丈に振る舞って見せる。けれどその目にはやはりどこか悲しみを帯びてるように思えた。
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