かんけりっ!
「教えたげるから耳をかっぽじってよく聞きたまえよ♂♀」
「ちょ、ダメだって夏樹君!?耳閉じて!!聞いたら死んじゃうよ!?」
そんな呪いに臆する僕じゃない!!
そんな僕と桃東先輩のドタバタをニヤニヤと見つめながら、真乃枇杷は『勇者』の理由を語り始めた。
あ、ちなみに『勇者』はなんか言ってるけど描写がめんどいのでスルーです。
「…彼。兵庫君はね、ある女子に一目惚れした所から話は始まるんだけどね。その女子、容姿は陳腐な表現だけど、正に完璧でね。筆舌に語らせるには余りに言葉が足りない位に。だけどそんな美人さんには致命的な欠陥があってね」
「だ、誰が欠陥よっ!?」
嬉々として語る真乃枇杷に何故か桃東先輩が食ってかかる。