かんけりっ!
「おっと!」
ガッ。とドアの隙間に足を滑り込ませ締め出しを拒否する。
とっとと帰れよと思いながらも僅かに開いた隙間に指を滑らせその身を玄関にねじ込もうとする。
「てかお前の家パソコンあんだろ!?自分の家でエロゲーしてろよ!!」
「バカ夏樹!!これは泣きゲーよ!!エロゲーなんかと一緒にしないでよ!!あと私の家のパソコン、リビングにしかないのよ!?」
「知るかよっ!?つうか泣きゲーならリビングでやっても気にならないだろうが!!」
「陵辱シーンがあるのよ!?」
「完全にエロゲーじゃねぇか!?」
確かにそんなもの見てる自分を見られたら立ち直れないかもしれない。
だけど。
「僕のパソコンは僕の部屋にあるんだぞ?」