血濡れた教会
「??」
「今日の朝起きたら
母さんがいなかったんだ。
夜一緒に寝たのに…
もしかしたら、
俺が寝ている間に....」
「嘘だ!!!!」
そんな話を信じたくなくて家を出た。
だって、
お父さんの話だと
お母さんが教会で亡くなってることになるじゃない‥
私はいつもより、
30分早く中学校へ行った。
全校生徒が30人くらいしかいない小さな学校。
教室に着いたが
まだ一人しか来ていない。
口数が少なく、
ガリ勉の高坂桐。