血濡れた教会
「私行くね。
もう用は済んだし」
「……」
「じゃっ」
死体の転がった教会に一人残された私。
気付けば
5時になっていた。
教会では
何人もの人の魂が漂っているみたいで
すごく居心地が悪かった。
「私もそろそろ行かないと...」
でも、
高坂くんをどうしよう‥
このままにしておいた方がいいのかな??
犯人と間違われたら
復讐も何もないもんね…
私は高坂くんに手を合わせて目を瞑った。
私にはこれしか出来ないから‥