血濡れた教会
「大丈夫か?瑠璃…
もう話さなくていいから‥ごめんな。
辛いこと思い出させて‥」
ひっく…
お父さんにちゃんと真実を伝えなきゃ…
お父さんは気を使ってくれてるけど
きっと、
お父さんは真実を知りたがってるはずだ。
「…大丈夫だ‥よ。
だから‥ね、この事件は‥
全て村長が仕組んだことなんだ…」
途切れ途切れの声で
犯人を教えた。
でも、
お父さんは驚きはしなかった。
もうずっと前から知っていたかのように…