血濡れた教会




いつも私が学校に着く時間になると
ちょこちょこ人が来るようになった。


「おっはよ♪花」

6人目くらいで
やっと親友の瑠璃が来た。


「あっ瑠璃おはよ」

「花、どうしたの?今日早いじゃん」


いつも一緒に通っていたから
私が先にいるのが珍しそう。

「…今日は何となく、早く来たくて」



瑠璃にはお母さんのことを言いたくなかった。



             
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