JEWEL
STORY 1.
はじまり
季節は冬。
辺りはもうクリスマスムード。
恋人達は幸せそうに手をつないでる。
なのに、ほんとについてない。
放課後に居残りをくらった。
最悪。
「早く帰りたい…」
そう思うと自然に足が速く動くようになっていた。
電車に乗って地元で降りた。
あと10分も歩けば家につく…。
それなのに…。
「ね〜ね〜。そこのお姉さん!!暇っ??俺と遊ぼう。」
見るからにチャラそうな男が話しかけてきた。
どっからどうみても暇そうには見えないっしょ!!
「暇じゃあないです…」
「そんな冷たいことゆうなって」
男が肩と手を掴んできた。
「いゃっ…」
必死に振りほどこうとしたけど、男の力にはかなわない。
やばい…17年間大好きな人のためにとっておいた処女がこんな男によって喪失させられるなんて…。
絶望だ。
もう終わった。
「おい」