hatching
three


イ「あ~、今日バイト行きたくない~。」

ゼ「苺は雑貨屋だからそんな混まないだろ。居酒屋は混むぞ。絡まれるし。」

イ「居酒屋じゃなくてよかった。あ、ランドの日バイト入れないようにしなきゃ。」

苺は携帯を出しで
予定を打ち込んでいた。

『あ、私も。忘れちゃう。』

カーディガンのポケットに
手を突っ込むと、
…携帯がない?

すかさず鞄の中をチェックする。
ん~…ない。

善に行動の一部始終を
見られていたみたいで、

ゼ「恋もしかして携帯忘れたの?」


『取りにいかなきゃ!』


イ「なんで携帯忘れられんのよ~。」

ゼ「仕方ねえ、抜けてっから。」

『あーっもう!ごめん、2人バイトでしょ?先に帰ってて!』

イ「はいはい、気を付けて~」

ゼ「明日な~」

2人は手をひらひら振って帰っていった。


携帯忘れるなんて、
本当抜けてる…。
早くとりに行こう。



< 49 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop