冬が見せた幻

ときおり見せる
君のきれいな笑顔が
俺は大好きだった。


たまにしか見れないからこそ
嬉しくて。



でも、それは一瞬で奪われた。


………永遠に。






寒い冬、道路は凍りついていて
歩道を歩いていた君は

スリップした車にひかれ、

即死。


君は『またね』と
ぶっきらぼうに手を振ったまま
二度と俺の前に現れることはなかった。





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