みずいろ
「お前も……結構つまんねーこと言うんだな」
なんて……
みぃの唇の横にキスをしてやりながらつぶやいたのは……
案外こいつも頭いいのかも。
図星、だった。
最近、彼女の夢をよく見る。
あのキスの日から……。
本当に…
なんであんなこと、しちまったんだろう。
後悔しながらも、なぜかみぃを抱く気にもなれなくて、この一週間は理由をつけて会わないようにすらしてた。
「今日……しよ?」
上目遣いで俺を甘く見つめるみぃの頭を押しのけて、ベッドに横になった。
「ごめん。今日は無理」
「今日は、って……ユウジィ……」
「無理だって言ってんだろ?」
背を向けて布団をかぶった俺に、みぃは怒ったように溜息をついてつぶやいた。