みずいろ
けど、みぃが軽いバカ女でよかった。
それ以上は「彼女」のことには触れずに、みぃは目を輝かせて明日の仕事の話をしてる。
それを聞くと気分が落ち込むんだ。
彼女のことだけじゃない。
明日の仕事で久しぶりに小畑さんがもうひとつの撮影隊の方に来る、って話をちらっ、と聞いたから。
怒られてるのはわかってる。
けど、完全に飽きられてる、と思ったら、体が重く沈みこんでいくようだった。
だけど……。
今の俺には他にどうしたらいいのかもわからない。
ベッドに深く体を沈めて、眠れもしない目を閉じた。