トゥエルブ・マーダーズ
◆六人目の殺人者


六人目。

モートン。



『ボ、ボ、ボクは、な、な、なんにも覚えて、な、な、ないんだ』


いかにも、どんくさいという雰囲気と首を縮めるのが癖なのだろうか、終始どもりながらも彼は汗を拭い拭い話した。




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