トゥエルブ・マーダーズ


モートンの証言によると、外に連れ出され、路地裏で金を寄越せと云われたが生憎と持ち合わせが少なく、突然にキレた相手が腹を殴り、蹲ったモートンを蹴りながら、
『オマエは馬鹿でクズで役立たずで、生きてる価値なんかねぇ』と罵られたところまでは、はっきりと覚えているが後は蹴り飛ばされる痛みに耐えるのが精一杯であまり覚えていない、と云った。




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