トゥエルブ・マーダーズ


後日、現場に落ちていた血のついたナイフ(これは後に、被害者の持ち物であったと判明している)やその時着ていたモートンのシャツについた血痕にモートン自身と相手のものが発見されたこと、残された指紋などからモートンが割り出された訳だが、本人は本当に曖昧な記憶しかないらしく、何故、家に帰った自分が血まみれだったのかわからなかったと、証拠を隠滅することすらしていなかった。




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