最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「お待たせっ!!みんな、いつの間に着替えたの?」
佐田さんを含めた4人は、顔を赤らめて固まっている。
「どうしたの?」
「あ、ああ…。制服の中に着てたんだ…」
首を傾げる私に、蓮斗が思い出したように呟いた。
「野口、その格好…」
「ん?あ―…、ジャージのサイズ合わなくてブカブカなんだよね~」
「下は?」
「履いてるよ、ほら」
私は、上のジャージを捲り上げ、ジャージによって隠れていた短パンを見せた。
「下のジャージは?」
大岩栄介の次は珍しく藍君が口を開いた。
「ブカブカ過ぎて、裾を引きずっちゃうから脱いだよ」
「遥君…」
「はい?」
「いろいろと危険だから、下履いたほうが良い」
「へ?」
私は佐田さんの言っている意味がよく分からず、また首を傾げた。
「と、とにかく!!今すぐ下のジャージを履いてこいっ!!」
大岩栄介のすごい剣幕に圧倒され、私は来た道を引き返した。