最低!?最高!!?メンズ校!!!!


寮に帰る前に野口に、「用事があるから、先に行っててくれ」と言われ、1人ソファーでくつろいでいた。


暫くすると、荒くドアを叩く音が聞こえた。


「はい?」


「俺!!野口!!あけて!!」


面倒くさいと思いながらも、仕方なく重い体を動かした。


「なんだよ…。て、うわっ!!」


ドアを開けると、大量の本…を抱えた野口がいた。


「何?これ…」


「本」


「いや…。なんの?」


「サッカーだよ。マネージャーになるからには、ルール勉強しなきゃなって」



そう言うと野口は、本を見ながらノ―トに何やら書いている。


「何書いてんの?」

「ルール。自分でまとめた方が分かりやすいし、頭に入るから」


真面目と言うか…、努力家と言うか…。

なんか尊敬する。


マジで。



「マネージャーと言えば、お前バイトは大丈夫なのか?サッカー部結構試合多いぜ?」


いきなり野口がピタリと止まった。


そして、机の引き出しから何かを取り出し俺に渡した。




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