最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「よぉ。野口」
始めに話しかけてきたのは、大岩栄介だ。
クラスのリーダー的存在で、かけっこが早くて目立ってた。
「ここで何してんの?」
隣にいた男の子も口を開いた。
「か、帰り道だから…」
怖くて声が小さくなった。
「はぁ?聞こえねぇんだけどぉ!?」
ビクッ。
大岩栄介の声にびくついた。
「帰り道…」
「聞こえねぇって!!つかさ、ここ俺達の陣地だって知ってた?」
私は、精一杯首を横に振った。
「嘘だろ?本当は知ってたんだろ?」
「し、知らない…」
私が何か喋るとおかしそうに男の子達が笑う。
「嘘つきには、お仕置きしねーとなぁ!!」
大岩栄介の言葉に、周りの男の子が賛同する。